【SVシングルS18】ミライドンドオーアマガサイクル【最終403位・レート2010】

初めましての方は初めまして。

 

段は動画投稿をメインに活動させて頂いているクラ・クラという者です。

今回はミライドン+ドオーアマガサイクル構築のレート2000構築記事となります。

正直だいぶ雑に組んだ構築なのでメモ書き程度のものだと思ってもらえれば幸いです。

 

構築全体図

 

 

最終レート&順位

 

 

1.構築経緯

アーマーガアの相方としてずっと待ち望んでいた高速特殊電気・ドラゴンタイプであるミライドン
このミライドンアーマーガアの並びを軸にしたいと考えたのがきっかけ。

過去にアーマーガアを使っていた際、先発ソウブレイズや先発キョジオーンを固定化し、
不利対面になってもフェアリーテラスを切って有利な展開を押し付ける動きがかなり強かったので
これをベースにパーティを作ることとした。
この際、どうしてもフェアリーテラスからのマジカルシャインを打つ際に、
テラス補正をかけても火力がネックになりそうに感じたので、
持ち物を拘り眼鏡とした。

 

眼鏡を持たせることで電気技を押し付ける動きが理想であると感じたため、
それを止めてくる地面タイプ、及び地面テラスを抑制できる裏エースとしてテツノツツミを採用。
エースとしての火力が欲しかった為、持ち物は命の珠

上記の3匹だと相手の瞑想積みエース(ハバタクカミミライドンなど)+どくびし展開
が辛いと感じたため、その辺をまとめて解決できる天然ドオーも採用。
型は以前から何度も使用し環境への刺さりがなおもよく、HDアーマーガアとの受けの補完が良くなる
HBカウンター型で仮置きし、そのまま最後まで使用し続けた。


基本的には上記の4匹で大体の並びを見れそうに感じたため、残りはかなりピンポイントメタ枠に割いた。

「ミライドンツツミよりも早く、アマガドオーを一匹で崩壊させる」黒バドレックスなるべく重く見たい
と感じていたので、周りに対しても全体的に強く出られるアローラベトベトンを採用。

 

最後はトリル白バドレックス展開に強くすることと、
アマガドオーが出せないような対面パワーの強い相手をするため、
特殊火力の襷枠を探し始める。

前期からその手の対面パワーの高い構築を相手する際は、
先発ブリジュラスに好き勝手動かれると負けやすく感じた。
それをある程度牽制でき、先発ディンルーにも強気に動ける悪だくみイーユイを当初は採用。
1800台まではこの6匹で高い勝率を維持して突破。

しかし、その後イーユイにベトベトンまで並べてなお眼鏡アストラルビットで突っ込んでくる
黒バドレックスにかなり遭遇し、ミライドンが動かしづらくなり勝率が落ちていった。
そのため、アストラルビットにリスクをつけることと、上記の対白バド、ブリジュラス性能を維持できる
ポケモンとして暁ガチグを採用し、そのままシーズン終了まで走り続けた。

 

 

2.個体紹介

 

特性:プレッシャー
性格:なまいき
持ち物:オボンのみ
テラス:ノーマル
実数値:205(252)-107-126(4)-73-150(252+)-71
技:アイアンヘッド / とんぼがえり / はねやすめ / ちょうはつ

 

≪調整意図≫
H→羽休め回復量確保の為ぶっぱ
B→あまり端数
D→眼鏡C252テツノツツミの冷凍ビーム低乱2発(11.32%
S→個体値14~15。無振りガチグマ抜かれ。

 

よくみる無振り暁ガチグマ抜かれ特殊受け。
伝説勢に対してはほぼ刺さってないことが多いが、
伝説環境で採用される一般枠には役割対象が非常に多く、大体クッション枠として選出していた。

中盤になってゴリランダーが増えて以降はより重要な存在となり、
ゴリランダーの下からとんぼ返りを打つことでミライドン着地+EF展開という理想的な状況を作りやすく、
そこからミライドンのボルトチェンジと合わせてくるくるしてるだけで非常に有利な状況を作れた。

また、今期はカイリューが鉢巻やイカサマダイス型などのアーマーガアに不利な型が多く
久々にカイリュー対策として自信をもって選出できたのも偉かった。

ツツミが重い影響でBに一切努力値を回せなかったのがネックではあったものの、
冷凍ビームのPPを枯らしきって勝つ試合もあり、ぶっぱにしたのは間違いではなかったと思う。

 

持ち物のオボンは確定数ずらし、急所ケア、クッション回数の増加とかなり役に立った。
とはいえ、パンチグローブウーラが絶滅していたことやカイリュー対策を考えるとゴツゴツメット
シンプルに受けることが多い分、追加効果発動が怖すぎるので隠密マントを持たせたいと思うこともあった。

 

体感選出率は7割強で2位タイ。構築の軸にしていたポケモンをちゃんと選出できてるのは個人的には◎。

 



特性:ハドロンエンジン
性格:おくびょう
持ち物:こだわりメガネ
テラス:フェアリー
実数値:175-94-121(4)-187(252)-135-205(252+)
技:イナズマドライブ / りゅうせいぐん / ボルトチェンジ / マジカルシャイン

 

≪調整意図≫
B→フェアリーテラス時、A特化パオジアンのつららおとし+氷の礫最高乱数2連以外耐え
C→ぶっぱ
S→同速勝負で突っ張りたかったのでぶっぱ

 

伝説枠にして当然エース枠。電気龍の顔した眼鏡ハバタクカミ。
ミライドンを見ると大体地面枠に引くか、対面テラスで誤魔化そうとしてくる相手が多かったので
そこに流星群やテラスマジカルシャインを打って崩すことを意識して使っていた。
特に終盤は大体初手テラスマジシャを振り回していた気がする。

 

いうまでもなく、メガネを持たせたおかげで電気の一貫が取れた時の破壊力は凄ましく、
ラッキーだろうがお構いなしに削りまくってタマゴ生みのPPを枯らしていた。
何なら一回急所で事故って一匹でラッキー突破した。高いSからの暴力は正義ってパオジアンが言ってた。

かなりの高頻度で同速勝負覚悟で突っ込んでいたが、
割とSに振り切れてない135族も多かったので、最速にして5割の運ゲーに賭けるのは悪くない立ち回りに感じた。

 

体感選出率は9割弱で当然1位。テツノワダチラッキーのような露骨な対策枠が3匹以上いたり電気龍フェアリーどれを打っても不利になる展開しか見えない場合になんどか出さない試合もしていた。

 

特性:てんねん
性格:わんぱく
持ち物:たべのこし
テラス:みず
実数値:237(252)-95-116(204+)-58-127(52)-40
技:じしん / どくどく / カウンター / じこさいせい

 

≪調整意図≫
H→回復量確保の為奇数になるまでぶっぱ
B→A252一撃ウーラオスの悪テラ暗黒強打中乱数1発(50%)

D→C252カイオーガの冷凍ビームを食べ残しの回復込みで低乱2発(3.12%)

 

最早テンプレと化したHBカウンタードオー。いい加減バレる。
今期はザシアンホウオウなんかにもカウンターを振り回していたので相変わらず強かった。
ただし、Bに振り過ぎた結果ホウオウに対してカウンターを振っても耐えてくることがかなり頻発した。
しかも黒バドレックス意識で増えると予想していた一撃ウーラオスと全然当たらなかったのでB方面は調整の余地あり。

また、最近は水技意識の貯水ドオーが多くどうしても警戒せざるを得ないのか、
カイオーガも普通に冷凍ビームを打ってくることが多く、余裕で受けきって軽く処理していた。

 

技構成に関しては選択肢の範疇。
一致ウエポンを飛行勢にスカされない毒技に変えたり、どくどくよりも毒びしのほうが刺さる場合もあったが、結局最終的にはどの技もないと勝てない試合もあったので一長一短。

 

体感選出率は7割強の2位タイ。

サイクル選出でも対面選出でも仕事があるので結果的にアーマーガアと同じぐらい選出することになった。

特性:しんがん
性格:おくびょう
持ち物:きあいのタスキ
テラス:ノーマル
実数値:189(4)-81-140-187(252)-85-114(252+)
技:ブラッドムーン / ハイパーボイス / だいちのちから / しんくうは

 

≪調整意図≫
H→奇数調整。あまり端数
C→ぶっぱ
S→S振りの甘いカイリューやブリジュラス意識のためぶっぱ

 

過去に結果を残している襷ガチグマ。襷ということもあり完全にパクリ。

使用感もほぼ同じなので特に語ることもないが、
強いて言うなら通常ガチグマ白バドレックスに対する牽制力はかなりの魅力。
実際に対面しても襷とSを盾にガンガン押して行けたのはかなり偉かった。

 

大地の力を討つ機会がほぼゼロだった且つ、
対面したコライドンがテラスを切ってくることがほぼなかったので
ムーンフォースの採用は検討しても良かったかもしれない。

 

体感選出率は2割強で6位。

ディンルーが多いせいで選出機会は少なかったものの、補完枠にしてはなんだかんだで結構頼った感。

特性:どくしゅ
性格:いじっぱり
持ち物:とつげきチョッキ
テラス:ステラ
実数値:211(244)-172(252+)-95-76-122(12)-70
技:ダストシュート / はたきおとす / ドレインパンチ / かげうち

 

≪調整意図≫
H→両受想定。A特化鉢巻パオジアンのつらら落とし確定耐え
A→受け先に負担をかけるためぶっぱ
D→C252眼鏡黒バドレックスのアストラルビット超低乱3発(0.31%)

 

黒バドレックス軸ピンポイントメタ。特にパオ黒バドの並びには無類の強さを誇っていた。

ただし、命中率とか追加効果の自覚が高かったおかげで勝った試合も多かったので、
本当に絶対的な対策となっていたかは疑問が残る。
格闘テラス黒バドや引き先への負担を考えてダストシュートにしていたが、
黒バドレックスが悪半減テラスを切って身代わり連打をしてくることを考えると毒突きの方がいいかもしれない。

加えて、どうしてもピンポイント気味のメタポケモンなので腐ることもあり、
この枠を黒バドに立ち回りで勝ちに行ける且つ、汎用性の高いポケモン(具体例としてはディンルー
にしないと2100まではいけないように感じた。

でも自覚高すぎて本来落とすような試合も10回以上拾ってたので結局最後まで外せなかった。
具体的に言うとダスト命中率95%以上、毒手発動率60%以上。ゴミ溜めすぎてバグってないか?

 

ラスタル耐性を変えずに火力向上の見込めるステラ
ほぼ切ることはなかったが、切った際には明確に耐性維持と火力向上のおかげで勝った試合も多く、
トップ10にすら入ってなかったのは正直意外だった。

 

体感選出率は3割強で5位。

後半黒バドレックスのオンパレードでほぼフル出勤してた。

 

特性:クォーツチャージ
性格:おくびょう
持ち物:いのちのたま
テラス:みず
実数値:131-90-135(4)-176(252)-80-206(252+)
技:フリーズドライ / ハイドロポンプ / みがわり / アンコール

 

≪調整意図≫
B→あまり端数
C→ぶっぱ
S→Sブースト且つ、135族抜き

 

襷やブーストエナジーは器用に立ち回れる代わりに火力面が。
眼鏡だと逆に火力は保証される代わりに持ち前の器用さが無くなるのが気になり、
今までのシーズンだと中々上手く扱えなかった。

そこにミライドンによるエレキフィールドの展開と、
そのおかげで空いた持ち物枠に命の珠を持たせることにより、
火力面と器用さの両立に成功するととんでもない爆発力を発揮した。

 

命の珠補正、フリーズドライ水テラスによる火力と技範囲のおかげで全抜きエースとして申し分なく、
アンコール身代わりで受けポケに対しても弱くないと、詰ませることに関しては文句なしのポケモンだった。


強いて問題点を上げるとすれば、せっかく身代わりを展開しても珠ダメで削られ続けるため、
安定行動だけしていると相手がサイクルしてるだけで逆に詰まされる可能性があったこと。
とはいえ立ち回りでどうにかできる範疇なのでここはプレイヤーの腕次第。

 

体感選出率は6割で4位。中盤以降どくびし展開役が跋扈し始めてドオーの方を優先的に出してしまっていたため少し低め。とはいえ詰ませられる時の安心感は段違い。

あくまで個人的な話にはなるが、ミライドンと組ませるならこれ以上の型はないと思う。



 

 

3.選出と立ち回り

 

ミライドン先発+アーマーガア@1が基本形。

勿論相手のパーティ次第では別の先発を置くこともあるが、立ち回りがだいぶ窮屈になるのでその場合はしっかりと勝ち筋を見据える事。

@1の枠はツツミの刺さりが良ければツツミ

そうでない場合と、どくびし展開でつまされそうな場合にはドオーを選ぶ。

 

アーマーガアを出しづらい相手(イーユイ、通常ガチグマのような、アーマーガアが不利を取った上で裏で受け辛い対面バ火力ポケモンが多い対面軸)には

ミライドン、テツノツツミ、ドオー、ガチグマの4体から選択。

 

黒バドレックス軸相手のみ選択枠にアローラベトベトンを追加

基本的に固定ではあるもののいざって時には出さない勇気も必要。

同じ悪4倍の特殊枠でも絶対にルナアーラ相手には出さない事。

 

 

4.きついポケモン

 

パオジアン

どれだけ対策考えても無限に無理だったのでミライドンで同速勝負お祈りしまくった。

対策全く出来る気しないんですけど全てのパオジアンをわからせる最強のポケモンなんかいませんか(n度目)


コライドン

「どうせなにやっても型じゃんけんやろ」ってなったのでじゃんけんだけしてた。
結果、序盤は立ち回りが読みやすかったけど後半相手の立ち回りが安定しなくなった。
勝率2~3割ぐらいしかなかったのでもっと考えろ(戒め)


加速バトン+眼鏡テラパゴス

瞑想型のケアもしながら立ち回ろうとすると大体崩されるのでめちゃくちゃきつかった。


飛行テラス挑発or身代わりオオニューラ

ドオーで止める前提の構築なので出てくるとまず勝てない。

 

テツノワダチ

ミライドンにもアーマーガアにもドオーにも強いポケモンなので見るだけで本当にしんどい。
出て来なくても選出歪まされて負けた試合が多すぎる。

 

・いかさまダイス白バドレックス

トリル後に真っ当な処理できるのが襷ガチグマだけなので、それをぶち抜いてくる
イカサマダイス型だとほぼほぼ負けてた。

 

イーユイ+ミライドンに強い蜻蛉枠(霊獣ランド、ゴリランダーなど)

どうしてもミライドン初手で投げた際にアーマーガアバックが読まれやすいので、
そこでイーユイを出されると相当きつい立ち回りを強いられた。

 

 

5.パーティの使用感

 

今回は無難に構築を組んだだけなのもあり、サイクルでぐるぐる回してエースを押し付ける

のが基本の流れなので、交代読みさえ出来ればかなり扱いは簡単な構築になったと思う。

 

実際回してて明確に勝因と敗因がわかる試合が多く、

そこから学んでいけることも多かったので本当に回してて楽しい構築だった。

また、上からバ火力を押し付ける都合上、

急所による運勝ちもかなりあったためそういう部分でもかなり助けられたように感じた。

 

とはいえ、個体紹介でも疑問点がいくつかあったように、まだまだ改善の余地はある構築であるのも事実だと感じた。

環境の変化も踏まえてさらに構築を練れば、2100いけるかも?というように感じた。

 

 

6.最後に

 

此処までのご拝読、誠にありがとうございました。

伝説環境も始まったばかりでまだまだ開拓が進んでいくと思われますが、

ひとまずはずっと使いたかったミライドン+ドオーアマガの並びでしっかり2000を超えれたので良しとしようと思います。

 

あと、今回の構築は後々動画として投稿する予定です。
もしよろしければ、そちらの方もご覧していただけると幸いです。

 

改めて、ここまでのご拝読、誠にありがとうございました!

 

何かあればtwitterにご連絡を頂ければ @cloclo9646