【SVシングルS14】アーマーガア過労死サイクル【最終370位・レート2012】
初めましての方は初めまして。
普段は動画投稿をメインに活動させて頂いているクラ・クラという者です。
今回はアーマーガアサイクルを主軸としたレート2000入り構築記事となります。
最終日付近潜ってないので参考記録程度ですが、個人的には貴重なレート2000達成構築なので、自己満足としておいておこうと思います。
構築全体図
最終レート&順位
1.構築経緯
SV初見でめちゃくちゃ好きになったトドロクツキと、元々長年使い続けてきたアーマーガアの相性補完が優れており、この二匹を軸に構築を作れないかと長期間にわたって考察を開始。
具体的に言うとシーズン3からなので約10ヶ月。迷走しすぎ
ただ、中々環境と噛み合わずいい構築が見出せないまま四災環境に突入。
パオジアンやディンルーにより、さらにトドロクツキに向かい風がくる形(その代わりにイーユイというアマガツキの補完を活かせる相手も来た)となり、思うようにパーティを組めずにいた。
そのまま翠の仮面環境へと移行し、かまどオーガポンとガチグマが環境入りしてふと思った。
「アレ、これ格闘テラス鉢巻ソウブレイズ環境にぶっ刺さってね?」
S6の上位構築の一つにあった拘り鉢巻ソウブレイズとアーマーガアの並びを思い出す。
詳細はソウブレイズの単体紹介の際に語るが、実際かなり刺しやすい環境だった。
ただソウブレイズとアーマーガアだと、ゴーストや悪、水の一貫性は切れないことが懸念事項。
特にサーフゴーは下手に隙を作ると悪だくみで崩壊する。
そこで最初に考察していたトドロクツキが補完として組み込めることに気づく。
カイリューも重くなることが分かり切っていたので、サフゴカイリューの並びをまとめて見れるゴーストテラスいかさまダイス型で採用。
ただし、察しの良い方はお気づきだろうが、
この3体だけでは軸とするには少し安定感が欠ける部分があった。
(主に電磁波カミ、テツノツツミ、ウーラオス、ドヒドイデ等)
ただこの並びを見てほしい。
この3匹で結果出せたら優勝だろ(ビジュアル的な意味で)
特にソウブレイズとアーマーガアはアニポケの好きなキャラの一人であるアメジオが使う並びでもあったので余計にこの構築で結果を出したくなった。いやブレイズアマガはもう結果出してる人いるんですけど
というわけで、残りの3匹はこの3匹を動かしやすくするためのポケモンを採用。
ウーラオスとテツノツツミが馬鹿みたいに刺さっていたのでそこに強いハバタクカミを採用。
当初は様子見用の身代わり採用のブーストエナジー型だったが、
技範囲と火力の不足を感じたので、アーマーガアのクッション性能も活かせることもあり拘り眼鏡型に変更。
眼鏡ハバカミを採用してもキョジオーンヘイラッシャに対する回答がまだ薄い。
当初は隠密マントサーフゴーの予定だったが、ソウブレイズ、ハバタクカミとゴーストを並べまくったので、
悪テラス拘り鉢巻パオジアンに破壊される未来しか見えなかったので保留。
あと今期に増えると予想されていたスイクンも微妙に相手したくなかった。
と悩んでいたらとある知り合いから「自分が使ってた襷やどみがマスカーニャどうですか?」と言われた。
とりあえず使ってみたらめちゃくちゃハマったのでそのまま採用。
最後にどくびし回収要員と連撃ウーラオス対策になるポケモンがいないかと探していたら
HB水テラス天然カウンタードオーを採用している記事を見つけ採用。
色々言ってきたけどこの子が間違いなく今期の勝ち馬だった。
といった感じでシーズン13の時点で構築が完成。
試運転がてら潜ってみたら1800までは比較的安定して到達。
円盤勢が入るとどうなるか分からなかったが、
ドオーが対ブリジュラス、ウガツホムラとして優秀すぎてむしろ勝率が上がった。
その上なぜかヘイラッシャが激減した(理由がよくわかっていない)ので
メインのアマガブレイズツキも通しやすい環境が整い、レート2000までたどり着いた。
2.個体紹介
特性:ミラーアーマー
性格:わんぱく
持ち物:ゴツゴツメット
テラス:みず
実数値:205(252)-107-172(252+)-56-106(4)-87
技:アイアンヘッド / ボディプレス / はねやすめ / とんぼがえり
≪調整意図≫
H→回復量確保の為奇数ぶっぱ
B→ぶっぱ
D→あまり
特に語ることもない普通のHB物理受け。
他5匹との補完を全てこのポケモンに詰め込んだためえげつない過労死枠と化した。
技はハバカミ意識のアイアンヘッド、ガチグマとテラス瞑想ハバカミへの打点になるボディプレス、サイクルを回すためのとんぼ返り、安定回復技の羽休めの4つ。
おそらくこれを結論としてよかったが、調整や持ち物、テラスに関しては疑問点が多い。
(ハバカミ意識のD振り、耐久向上のオボンのみ、無限の勝ち筋光の粉など)
ただ、結局鉢巻カイリューやスカーフウーラオスに安定する
HBゴツメ型がなんだかんだで安定していたのでこのまま採用し続けた。
Sに関してもガチグマに対して「上からボディプレス」「下から蜻蛉や羽休め」の2択であり、
両方欲しかった部分があるのでどっちが正解かは何とも言えない。
総合的に見たら最遅のほうが使いやすかったかな程度。
水テラスは連撃ウーラオスを受けながらドラゴン・氷抜群にならないようにするため。
あとパオジアンのつらら怯みで負けるストレスをわずかでも和らげるため。
実際今期もテラス消費済みのパオジアン相手に3~4回切った。めちゃくちゃ心穏やかに詰めれた。
特性:くだけるよろい
性格:いじっぱり
持ち物:こだわりハチマキ
テラス:かくとう
実数値:163(100)-194(252+)-120(156)-x-120-105
技:むねんのつるぎ / ポルターガイスト / インファイト / かげうち
≪調整意図≫
H→4n-1、テラス時C252拘り眼鏡テツノツツミのハイドロポンプ確定耐え
A→B4振りパオジアンに等倍無念の剣が中乱数1発(68.7%)
B→A特化鉢巻パオジアンの等倍テラバースト低乱数1発(18.7%)
構築の軸。エース枠その1。調整は過去に結果を出した方の丸パkオマージュ(言い訳)
元々の構築記事では対面パオジアンに対し有利テラスを切ることで、
つららおとしの怯みを介入させずにパオジアンを突破するといったポケモンだった。
今回は主に対かまどオーガポン(と一応ウガツホムラとエンテイ)が主な役割。
特にオーガポンに対してはタイプ相性で有利を取れており、
ゴースト耐性のおかげで電光石火による負け筋も潰せる。
何より、「オーガポンの攻撃に対して受け出すことで砕ける鎧が発動する」
のが非常に優秀だった。
オーガポン側が陽気最速でなければ、無念の剣の回復があるおかげで
「岩石封じを打たれてもまだ有利」である。
基本的に無念の剣を打っておけば、相手の受け先に鉢巻火力を押し付けながら回復してもう1サイクル分のHPを確保できるので、殴るだけでサイクルが復活するのが偉すぎる。
流石にテラスを切られると厳しいが、その場合は裏のトドロクツキ、ハバタクカミが
相手のテラス択に怯えることなく詰めにかかれるので意外となんとかなる。
勿論一貫があるなら脳死でポルターガイストやインファイトを振るのも良し。
いうまでもなく、格闘テラスタルを温存できていれば
本来の役割だった対パオジアン(というより悪タイプ全般)としても優秀なので
カイリューウーラオス以外の環境トップに非常に刺さった。
特性:こだいかっせい
性格:いじっぱり
持ち物:いかさまダイス
テラス:ゴースト
実数値:181(4)-210(252+)-91-67-121-171(252)
技:はたきおとす / スケイルショット / みがわり / りゅうのまい
≪調整意図≫
H→あまり
A→H4振りイーユイをスケイルショット4発で高乱数(92.5%)
S→最速ガブリアス抜き抜き
構築の軸。エース枠その2。
一時期はイカサマダイスが流行りまくって警戒されたが、
アーマーガアとのサイクルを意識されたのかかなり拘りアイテム持ちを警戒された。
ゴーストテラスはスケイルショットでBダウンしても
「カイリューの神速やオーガポンの電光石火で縛られない」が一番の採用理由。
他にも「ウーラオスのドレインパンチによる回復を阻害できる」
「とんぼ返りのダメージを抑えられる(これに関しては鋼や飛行テラスでも可)」等、
割といろんな面で機能したので大変助かった。
身代わり採用は電磁波や胞子で機能停止を狙ってくるサーフゴー・キノガッサ対策。
だったのだが、これがゴーストテラスと謎の噛み合いを見せた。
ゴーストテラスを切ると一撃ウーラオスがそこそこ出てきて、上から縛るために不意打ちを打ってくることが多い。
そこに身代わりを挟むことで1ターン猶予が生まれる。
有効打があるわけではないので有利ではないのだが、それでも何故か対一撃ウーラオスが安定した。
特性:こだいかっせい
性格:ひかえめ
持ち物:こだわりメガネ
テラス:ステラ
実数値:143(100)-67-100(196)-185(108+)-156(4)-168(100)
技:ムーンフォース / シャドーボール / 10まんボルト / パワージェム
≪調整意図≫
H→16n-1
B→A特化パオジアンのつららおとし高乱数耐え(93.75%)
C→あまりぶっぱ
D→あまり端数
S→最速100族(イーユイ、エンテイ等)抜き
エース枠その3。よくいる耐久振り眼鏡ハバカミ。
当初はパオジアンの不意打ち耐えぐらいに抑えていたけど、どいつもこいつも最速ハバカミをケアせず
つらら落としや噛み砕くを振ってきたのでもう割り切って耐久にがっつり回した。
アローラキュウコンやオーガポンの上を取れる確信がなかったので動きづらさは感じたが、
それでも眼鏡の破壊力は半端じゃなかった。
若干重かったエンテイやランドロスも耐久振りのおかげで多少安定したので
今回の構築はこの調整で正解だったと思う。
10万ボルト採用はパーティ単位で重かったペリッパーとドヒドイデ破壊用。
ステラテラスは賛否両論。ムンフォの火力継続やパオジアンの不意打ちを考えるとフェアリーテラスにしたくなったが、
ゴースト耐性の維持、ムンフォ以外の火力向上で勝った試合も少なくなかった。
特性:しんりょく
性格:いじっぱり
持ち物:きあいのタスキ
テラス:どく
実数値:159(60)-170(196+)-90-90-90-175(252)
技:トリックフラワー / はたきおとす / みがわり / やどりぎのタネ
≪調整意図≫
H→16n-1、C無振りカイリューの炎の渦を身代わりが乱数耐え(37.5%)
A→あまりぶっぱ
S→準速ゲッコウガ抜き(多分此処は落としても良い)
奇型に見えるけど要は
「蛇睨みがない代わりに叩き落とすのおかげでサーフゴーに強く、命中不安のない襷やどみがジャローダ」。
そりゃ強いよなって。
調整意図、襷と身代わりのアンチシナジーに関しては元記事で既に触れているのでそちらを参照↓
今回、非常に先発キョジオーンを誘う構築となっており、
とりあえず先発においておけばあとは大体やどみがでハメれるパターンと化した。
キョジオーンでなくても、襷のおかげで先発に出しやすく、
構築単位で重めなディンルー、アシレーヌ、連撃ウーラオスにもそこそこ強いのも利点
何より、「トリプルアクセル習得による見えない圧力のおかげでカイリューが迂闊に居座らなくなった」
のがあまりにデカすぎる。
毒テラスは毒状態の無効化、どくびし回収、格闘・毒・虫・フェアリーの半減が採用理由。
ただ結局一度も切るタイミングがなかったうえに、トリックフラワーの火力向上をしたい場面もあったため
素直に草テラスのほうが良かったかもしれない。
特性:てんねん
性格:わんぱく
持ち物:たべのこし
テラス:みず
実数値:237(252)-95-116(204+)-58-127(52)-40
技:じしん / どくどく / カウンター / じこさいせい
≪調整意図≫
H→回復量確保の為奇数になるまでぶっぱ
B→A252一撃ウーラオスの悪テラ暗黒強打中乱数1発(50%)
D→シルクのスカーフC特化暁ガチグマのノマテラブラッドムーン低乱数1発(12.5%)
アーマーガアとのサイクルや対面選出の際の詰め筋。
間違いなく今期最強の勝ち馬。
元の数値や特性天然のおかげでハバカミやポリゴン2、ブリジュラスに有利をとれるのは言わずもがな。
状況次第で一撃ウーラオス、ウガツホムラやエンテイ、トドロクツキにも1:1交換以上をつけれる。
水テラスのおかげで連撃ウーラオスにも強く、安定性、奇襲性の両方に優れていた。
態々語る必要もないが、交換読みでどくどくを入れてしまえば、
あとはアーマーガアとサイクルを回すだけで詰み状況まで持って行けるなど、
シーズン1から続くアマガドオーサイクルの強みも余すことなく発揮できた。
3.選出と立ち回り
特に決まった選出はないが、強いて言うならアーマーガア+2匹
とりあえず相手に一番刺さってる、もしくは交代やテラスで対処できないところを見れるポケモンを先発において、不利を取ってしまったらテラスや交代で有利対面をとりに行く。
大事なのは一度とった有利対面を維持し続け、相手にテラスタルを強要させること。
そして、テラスを切らせた後の詰め筋を常に意識し続ける事。
主に詰めとして使いやすいのがトドロクツキ、ハバタクカミ、ドオーなので、
この3匹をどう通していくかを選出時点で考えておくと立ち回りの面でも安定した。
勿論場合によってはアーマーガア、ソウブレイズ、マスカーニャも詰め筋になり得るパワーがあるので、
いざという時に他の勝ち筋も追えるようにきちんと毎ターン状況整理を行うこと。
4.きついポケモン
・パオジアン
ハバタクカミやトドロクツキを通そうとする際にストッパーになりがちなのでめちゃくちゃ困る。
アーマーガアや(テラス前提で)ソウブレイズやドオーで誤魔化してはいるが、
相手もテラスで誤魔化してくるしつらら怯みで何もかも虚無と化す。
多分負け試合の7割近くがパオジアンが原因。
正直対策全く出来る気しないんですけど全てのパオジアンをわからせる最強のポケモンなんかいませんか…
・ガチグマ(あかつきのすがた)
耐性テラス+月の光持ちだとかなりきつい。
ただ終盤チョッキやシルクのスカーフなど、攻撃的なガチグマが増えたため意外と何とかなった。
・フェアリーテラス悪だくみサーフゴー
主にトドロクツキで見てるので、パーティ全体で打点が無くなるフェアリーテラスをされるとほぼ無理。
物理偏重構築なので威嚇がめちゃくちゃ刺さるのでまぁ重い。
アーマーガアとハバタクカミで大体誤魔化してた。
・コノヨザル
耐久型の場合ハバカミで消し飛ばせないとほぼ負け。
減ってくれって祈りながら潜ったら当たっても大体先発の起点づくりだった。
めちゃくちゃ助かった。
・ペリッパー+テツノツツミorイダイトウ
ツツミやイダイトウ自体かなり重いのにペリッパーがハバカミ以外全員不利。
素早くペリッパーを処理しないと雨の再展開を常に意識しないといけないので無茶苦茶きつい。
・クレベース(+ドヒドハピ)
無理。ハピナスとのサイクルを崩す手段がない。6回ぐらい当たって無事全敗した。
5.パーティの使用感
火力は正義(鉢巻無念の剣、メガネムンフォ、龍舞スケショ)
冗談(でもないが)はさておき、パオジアン以外はある程度メタがハマったおかげで
相手視点の交換読み、安定行動さえちゃんと理解できていれば自然と勝ち筋は作れていた印象。
また、かなりテラス択が豊富な構築になった為、
無理やりテラス択を押し付けて負け確状況をひっくり返した試合も結構ある。
(例:相手のハバカミとの対面でトドロクツキがテラスを切らずに龍の舞選択)
正直そんなヤンキープレイで勝った試合も少なくないから今回の結果が適正と言われると微妙()。
6.最後に
此処までのご拝読、誠にありがとうございました。
今回は自分でも若干無理やり完成にもっていったような構築である自覚があるので、
読み終えた後で色々と言いたいことがあるかもしれませんが、ご了承いただけると幸いです。
それはさておき、ようやく相棒であるアーマーガアと共にレート2000の壁を超えることが出来ました。
ついでに、今回の構築は性能重視で組んだ構築ではありますが、
それと同じぐらい性能ガン無視でも好きになったポケモン達を並べられたので
普段以上にしっかりと結果を出せたことに満足している所存です。
今後の話をするのであれば、
少しずつですが、レート2000の山も越えられるようになってきた以上、
レート2100も少しずつ視野に入れていけたらいいな、とは思います。
でもしばらくランクマガチでやらないと思う。多分好きな子詰め込んだ構築で遊んでる。
あと、今回の構築は後々動画として投稿する予定です。
もしよろしければ、そちらの方もご覧していただけると幸いです。
スペシャルサンクスとして、襷マスカーニャを薦めて下さっただいすけさんに感謝の意を示して、この記事を締めくくろうと思います。
改めて、ここまでのご拝読、誠にありがとうございました!
何かあればtwitterにご連絡を頂ければ @cloclo9646